いい湯だなと言いたい生活

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この世の果ての家

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昨年11月に公開されてから今もなお上映しているボヘミアン・ラプソディ。観た人も多いと思いますが、ご存知イギリスのロックバンドクイーンのボーカルであるフレディ・マーキュリーを主人公とした物語です。第76回ゴールデングローブ賞では作品賞と主演男優賞を、第91回アカデミー賞では主演男優賞、編集賞、録音賞、音響編集賞の最多4冠を獲得しています。作品は面白いの一言。クイーンのことはフレディや極一部の曲しか知らない私ですが、分かりやすい構成(起承転結がしっかりしていてちゃんとラストに盛り上がれる!)、爽快な音楽、そしてフレディ始めクイーンというバンドの魅力がしっかり伝わります。クイーンドンピシャの世代はもちろん、若い世代からも支持されるのがよく分かります。

さて、そんなフレディですが、同性愛者であることは有名です。私も映画を観る前から知っていました。

ここ最近、同性愛をテーマにした話題作がとても多くなったと感じます。描かれている時代が古いという特徴もあるので時代が追いついてきたのかもしれません。そういう意味でもフレディ・マーキュリーという多くの人が知っている人を題材にしたことでまた距離が縮まったかもしれません。

君の名前で僕を呼んで

青年と少年の恋の物語です。少年の心理状態や性の表現が独特です。主人公の2人やその情景が美しいのでその性描写がとてもアーティスティックに映ります。

ムーンライト

第89回アカデミー賞作品賞受賞作品です。監督はビールストリートの恋人たちも高評価なバリー・ジェンキンス。少年の成長と純愛を描いた作品。成長に驚かされます。今をときめくマハーシャラ・アリも出演。

リリーのすべて

世界初の性別適合手術を受けたリリー・エルベをモデルにした原作があります。見ていてもどかしい気持ちになった記憶があります。主演はエディ・レッドメイン。妻役にアリシア・ヴィキャンデル。他にベン・ウィショーなど。

キャロル

女性同士の恋愛を描いた作品。主演のケイト・ブランシェットはアカデミー賞主演女優賞ノミネート、ケイト・マーラは助演女優賞にノミネートされています。

と私が鑑賞した作品をいくつか挙げました。スッキリとした切なさから悲しい終わり方のものまで様々です。しかしどの作品も共通して美しいです。『ボヘミアン~』に関してはテーマが同性愛ではないのでまた別ですが、他の作品は出演者も表現もシーンも美しいです。

さてこの記事のタイトルにあるこの世の果ての家ですが、マイケル・カニンガムの小説のことです。イノセントラブというタイトルで映画化もされています。マイケル・カニンガムといえばめぐりあう時間たちが小説でも映画でも有名です。イノセントラブについては鑑賞していませんが、原作のこの世の果ての家は読んでいます。この物語もとても美しいです。映像がなくてもその場面の美しさや主人公達の内面の純粋さ、美しさがとても魅力的な作品です。作者自身も同性愛者であることをカミングアウトしていますので、その心理描写などはまさにリアルと言えます。

どの作品にも言えるのですが、とにかく美しいです。過剰なほどに綺麗に描いているようにも思います。詩的に、芸術的に美しく描くことの本当の意味は何なのか、ということを考えつつも、どれも楽しめる作品ばかりです。

これから大型連休もやってきます。混雑が苦手な人などは小説や映画を楽しみながら過ごすのもいいと思います。思い切ってキャンプに出かけてそこで楽しむなんてのもありかなと思います。美しい自然の中で美しい作品を楽しむなんていい時間の使い方だと思いませんか?